ネバーランドのフック船長は、なぜ大人なの?

ネバーランドは「いつまでも子どものままでいられる国」ってイメージですよね。では、フック船長が大人なのはなぜでしょう?

(ウェンディたちが海賊にさらわれたことを知らされるピーター・パン:梅木夕夏・画「ピーター・パン」

なんでネバーランドに大人がいるの?

永遠の少年ピーター・パンは、ネバーランドに住んでいます。

そして、ネバーランドにいるピーターの仲間「迷子たち」も、みんな子どもだし、ピーターがロンドンから連れてきたウェンディたちも子どもです。

だから、ネバーランドは「永遠に子どものままでいられる国」ってイメージですよね。

それじゃあ、なんでフック船長のような大人がいるのでしょう?

ネバーランドでも年は取る!

実は、「ネバーランドにいれば大人にならない」というのが間違いなんです!

ピーター・パンの原作小説には、次のように書いてあります。

〔迷子たちは〕大人になりそうだと、これは規則に反することなので、ピーターに間引かれてしまいます。

(『ピーター・パンとウェンディ』新潮文庫p.95)

そう! 大人になった子は追い出されてしまうから、「迷子たち」はみんな子どもなんです。

ネバーランドにいれば、子どものままでいられるわけじゃないんですね。

だから、フック船長や海賊たちのような大人がいるのは、おかしなことではないんです。

ピーター・パンが、特別な存在なんですね。



ストーリー

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ここは、イギリスで 一番大きな まち ロンドン です。たくさんの 家が ならんでいます。そのなかの ひとつを のぞいてみると、子どもたちが ねむっています。一番年上のお姉さんが ウェンディ、まんなかの 男の子が ジョン、一番下の弟が マイケル です。
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とある みなと町に、ぼうしや が ありました。ここ の 親方 は、すぐれた しょくにん でしたが、きびしい人でした。「何を やってんだ、ピーター!フックだ!」